医療の「翻訳家」を目指して【市川衛】

医療・健康の難しい話を、もっとやさしく、もっと深く。

2040年の社会保障ーー私自身が「高齢者」になる時代に向けて

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1月に書いた記事で、Yahoo!ニュース個人のMVA(月間優秀記事)をいただきました

 

news.yahoo.co.jp

 

テーマは「社会保障」です。

こんなにもキャッチーでない話題を、取り上げていただいて本当にありがたい(泣)

 

年明けに話題になった、落合陽一さんと古市憲寿さんの対談について考察したものです。

 

月間優秀記事は、Yahoo!の編集者さんたちが、「読まれた」かどうかにかかわらず「これは良い記事だ!」と思ったものを審査して選出くださっているそうです。

 

並みいる識者のみなさまの記事があるにもかかわらず、そのなかで私のようなものの記事に注目してくださった人がいることが有難くて仕方ねえ。。。

 

選出理由として暖かなコメントをいただきました。

「年始に物議を醸した対談をフックに、終末期医療の現状を客観的なデータに基づき分析した記事です。超高齢化社会の日本では特に避けては通れない課題の論点を、スマートに紹介しています。」

もしよかったら、ご一読くださいませ

news.yahoo.co.jp

 

受賞にあたってのコメントをご所望いただいたので、下記のようにお答えしました

少子高齢化を背景に、医療や年金など「社会保障」の将来への漠然とした不安が、若い世代に高まっていると感じます。大切なのは、この議論が感情論やイメージに流されないことです。日本でもたびたび「生産性のない人間を社会の負担で支える意義があるのか」という声があがります。しかし過去の事例やデータは「弱い立場にある人の負担をみんなで支えあうことこそが、社会全体の負担を小さくする」と示唆しています。日本を代表する論客に成長しつつある方々の対談をきっかけに、データに裏打ちされた「より前向きな議論」が進むことを願っています。

 

「弱い立場にある人の負担をみんなで支えあうことこそが、社会全体の負担を小さくする」

 

キレイゴトに聞こえるかもしれませんが、国内海外を含めたいろいろな現場を実際にこの目で取材させていただき、識者の方と意見交換をさせていただく中で、私が「やっぱりそうだ」と現時点で思っている見識でございます。

 

せっかくなので、いろんな場所で、このことを声を大にして(姿勢は控えめに)言ってゆく1年にしようと思っております。

 

明日は「医療政策サミット」という場で「2040年の社会保障」というお題で、政治家や政策立案者の皆様と議論させていただきます。

 

ぶっちゃけ、あまりに身分不相応すぎて震えちゃうんですけど

現場取材とデータに基づいたキレイゴトが、誰かの心に届きますように

精一杯頑張ります