「共感」とは何か
あるキャンペーンや記事を、多くの人に伝えるにはどうすれば良いのか?という相談を最近、良くいただくようになりました。
たぶん間違いないのは「共感」という要素を含むことが、広がりを生むためには欠かせない時代になっているということです。
しかし「共感」という言葉は定義がしにくく、誤解されやすいものです。ともすると専門家と呼ばれる方は、共感を「無知な当事者の立場を理解してあげる」というふうなものと思われている傾向があるかもしれないな、と思います。(もちろんそうでない人もたくさんいますが)
IDEOのCEOティム・ブラウンさんによれば
共感は
「人間を中心に世界を多角的に思い抱く能力」
だということです。
わかりやすく表そうとすれば「ある場面で、自分から見た時に、ワガママで訳が分からないことを言っているなー、と見えちゃう人がいた時に。一呼吸おいて、その人の置かれた状況に自らを置いたときに、その世界はどのように見えるのか?ということを想像できるかどうか」だと思っています。
伝える人間にとって共感が大事だとすれば、「ある人が置かれた状況」を少しでもリアルに想像できるように、様々な体験、とくに失敗や挫折の経験を積み、それを前向きに生かすよう心がけることが大事なのかもしれません。
すみません、たまにちょっとエモいこといいたくなる日が今日でした。