医療の「翻訳家」を目指して【市川衛】

医療・健康の難しい話を、もっとやさしく、もっと深く。

メディカルジャーナリズム勉強会 調査報道チームを立ち上げました

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主催しておりますメディカルジャーナリズム勉強会では、今年6月よりスローニュース社(スマートニュース子会社)から支援を受け、ジャーナリスト村上 和巳 さんを編集長として、調査報道チームを発足させました。

 

その第一弾連載が、東洋経済オンラインさんに公開されましたのでご報告します。

 

「合法薬物依存」の深い闇

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全5回の連載です
第1回は、村上 和巳さん、そして医療文筆家の 浅井 文和さんの執筆。東洋経済オンラインではさっそく第1位のPVを頂いているようです。ありがたし。。。

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合法な医薬品、ベンゾジアゼピン系などの処方薬や、ドラッグストアで売られている市販薬で依存に陥る人が後を絶たない背景に何があるのか、データや証言から探りました。

 

当事者、医師や薬剤師、そして製薬企業。誰かを「悪者」として一方的に描くのではなく、それぞれがそれぞれに持つ「事情」の中で依存が生まれていく過程を丁寧に紹介し、読んだ人にその深刻さを「感じて」もらうことを目指したものです。

 

何で急に調査報道始めたの?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。動機としては、次のようなことです。

 

これまでの報道の主体であった「○○新聞」や「〇〇テレビ」、という組織ベースでなく、「思い」を共にして集まった多様な人が行う報道があっても良いのではないか。
それが、変わりゆくメディアの状況の中で、ひとつの「形」になっていくのではないか。というものです。

 

その思いに共鳴し厳しい取材に取り組んでくださった村上さん、浅井さんに心からの感謝をささげます。

 

これから数日に1回ペースで公開していきますので、よかったら読んでみてください。

 

調査報道チームの取り組みについては12月20日の忘年会で村上さんからご発表頂きます😊

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