2019年ふりかえり ランニングと睡眠、そして、つながりと「意思」の大切さ
本年も大変にお世話になりました
2019も残すところ、あとわずか。お世話になった皆様へのご挨拶もかねて、この1年を振り返ってみます。思えば今年も、色々あったなあ。。。
総じて、おかげさまで得るところの多い年でした。ご縁をいただいた皆様に、心から感謝しております
特に読まれた医療健康ニュースは?
まずはYahoo!ニュース個人より、今年執筆した記事の中で、PV数Top3を。
第3位
今年の個人的プロジェクトのひとつ、「産業医広報推進部」のみなさんとの連載記事のひとつがランクイン。うれしいなあ。。。
真摯な思いを持つ産業医のみなさんと一緒に、「働く人の健康を守る制度」の使い方について、シリーズで記事にさせていただきました。
自分自身、産業医のみなさまとお話をする過程で、働く人を守る法令や制度にはこんなに色んなものがあるんだなあ。。。と学びになりました。
「どうせ、使えねえよ!」と切り捨てちゃう前に、もしかすると役立つかもしれないいろいろな制度があることは知っておいても良いかもしれません。
プロジェクトの記事は、計6本。ほかの5本は下記です。良かったらいちど、読んでみてくださいね
- 「残業時間に上限」4月から始まる新たな制度の内容とは? 働く人の健康のプロ、産業医5人に聞きました
- 働き盛りでがん発症「職場に迷惑をかける?」 復職を迷う営業ウーマンを後押ししたのは
- 「わたし、定時で帰ります。」で注目 残業しすぎはどうして体に良くないのか?専門医に聞きました
- 「働き方改革」のしわ寄せも――メンタル不調は「40代・男性」が最多、予防・復帰のポイントとは
- 基準範囲内でも安心できないケースも?意外と知らない健康診断の「落とし穴」 専門医に聞きました
第2位
プチ炎上した「市販薬と同等成分を持つ花粉症薬を、保険適用から外す」という健保連の提言について解説したものです。監修してくれた五十嵐中さん(医療経済学者・横浜市立大学准教授)との協力記事のなかでは、下記も大きな反響を得ました。
いろいろありますが、個人的なメッセージは後半の一説。
今回の花粉症薬のケースでいえば、メディアの報道やSNSの投稿のなかには、「薬剤費」のみに注目し、あたかも今回の提言が実施されると「自己負担が何倍にも増える」ように感じさせるものもあったようです。 それは、今後の何十年かを考えた場合に「役に立つ」態度ではないのかもしれません。
医療はわたしたちの生活や命にかかわる切実な問題です。だからこそ、「医療とオカネ」にかかわる議論を進めていく際には、データをもとに、感情的にならずに話を進めていくことが大事です。
第1位
なんと、こちらも市販薬の解説記事。ドラッグストアで手に入る、身近な市販薬への興味ってやはり大きいんだな と再認識しました。
信頼する発信する薬剤師、kuriさんにお願いしてインタビューさせていただいたもの。w質問に対し、次の言葉が返ってきたときに、さすがkuriさん、攻めてる!!(そして本質を理解している)と思った次第です。本当にありがとうございました。
それでも迷ってしまう方は、思い切って値段の安いほうを選んでください。どの風邪薬もそれほど効果に大差はないという前提で出費を抑えるのも賢明な判断です。値段の高い薬にこだわる必要はありません。
Yahoo!ニュース個人・オーサーアワード2019特別賞受賞
有難いことに、これまでの活動を含めて評価していただいたのか、Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2019・特別賞を受賞しました
それぞれの分野で専門性を持つ600人以上のオーサーの中から、今年を代表する書き手に選んでいただいて、感激の極み😭(賞金を辞退した代わりに花束をもらっているので、ひとりだけ目立つ感じでごめんなさい)
属する組織の一員としてではなく、純粋に個人として表彰してもらえるのは、人生で初めてかもしれません。あんまり褒められ慣れていないで、始終キョドキョドしていた1日でしたが、正直、しみじみ嬉しかったです。
思えば3年前、初めて出たオ-サーバンケット、綺羅星のように輝く発信者たちを見て圧倒され、ただただオドオドしていた自分。。。まさか、そこで表彰スピーチする機会があるとは。人生、わからんものですね。
「賞金は辞退するので、花束をください」という無茶ぶりに応えてくださった 安藤智彦さん、 ありがとう。想像以上にゴージャスで美しい花束に感激です。安藤さんが編集者であることが、どれだけ救いになったかわかりません。
メディカルジャーナリズム勉強会「伝え方サミット2019」開催
主催しておりますメディカルジャーナリズム勉強会
忘年感謝祭「伝え方サミット2019」開催しました
3年前に、「たった一人の熱狂」で始めてしまったこの会。最初の会は参加者20人くらいでしたが、すごく有難くて震えたのを覚えています。
今回のサミット、すっごくたくさんの人たちが参加してくれて、笑顔でお互いに話したり、議論に聞き入ったりする姿が本当にうれしくて
3年前に、おぼろげながら思い描いていた「風景」とは、こんなものだったのかもしれないと思います。
何度も言いますが、とにかく、こういう会を成立させるために大事なのは、前面に出て偉そうなことを話している(自分を含めた)人たちではなく
裏方を担当してくださる人たちなんです。。。
リーダーをしてくださった岩谷綾子さん 、ボランティアのみなさん、本当にありがとうございました。なんど言っても言い切れないほどの感謝をささげます。
いましてくださっていることへのご恩返しは、このコミュニティが、仲間にちょっと辛いことがあった時の助けになったり、誰かを幸せにするための発信の作戦会議場所になることで出来ればと思っています。
ハーフマラソン完走
あれは7月下旬のことでしたか、 近所の飲み仲間がうちに来てくださって、そこで「12月にハーフマラソンに出るんですよ」と教えてくださったとき。
良い感じに酔っていたわたくしは、「え、なんで僕を誘ってくれないんですか」といって、勢いで一般募集に申し込みました。
その後、すっかりそんなことは忘れていたんですが…。後日、メールボックスに届いた「当選」のお知らせで記憶がよみがえりました。
なああああああああんっとおおおおお
というわけで、コツコツランニングする日々が開始。途中、腰が痛くなったり色々ありましたが、コツコツコツコツ走ってみると…
まず気が付いたのは、睡眠が深くなったこと。ぐっすり寝て、朝「うーん」って伸びをして目が覚める、そんな高校生のような睡眠がよみがえりました。
そして、重力に負けて垂れていた鏡の中の我が体が、いつのまにか重力に抗し得ている!ということに気が付いたのもうれしい変化。
総じて言うと、「40過ぎたら運動したほうがオススメです!」といえると思います。
ちなみにハーフマラソンの結果は、無事完走。しかも2時間切りを目標にしていたところ、望外の1時間45分というタイム。20キロ以上走れるなんて超人だと思っていたんですが、人は5か月で変われるものですね。
先日、ネットサーフィンしていたら、勢いで2020年4月にフルマラソンに申し込んでいました。42.195キロ、走れるなんて人生で1回も思ったことなかったけれど。。。まあ、これも良いきっかけなので、コツコツ練習がんばります。
2020年へ向けて
さて、そして2020年がもうすぐ来ようとしていますね。
新しい年に向けてひとつ、プロジェクトを立ち上げようと考えています。
その手始めとして今週、NHK News Webにて、署名記事を公開しました。
「人生会議」
厚生労働省の事業で制作されたポスターが、少し話題になりましたので、その言葉をお耳にされたかたも多いかもしれません。
騒動がどんなものか、その背景にどんな歴史的経緯があったのか、そして騒動をきっかけに何が生まれたか。そのあたりは長くなりますので、よかったら前掲の記事を読んでみてやってください。
この騒動をきっかけに、わたしは「人生会議」の愛称の選定にもかかわった、訪問診療医の紅谷 浩之さんのメッセージを知りました。
「決めなくてもいいから、いっぱい話をしよう」
この動画をみたとき、驚いたことですがマジで涙が流れました。そのとき、これは「世に広めるべきアイデア」だと理解しました。
僕はこのテーマは、地味だし「刺さる」ものではないかもしれないけれど、人の死生観の根源に関わるものであり、これから5年10年の日本社会を考えた場合にとても大事なものになると考えています(いきなし話が大きくなってごめんなさい)
ですので年明け以降、細く長く、しつこい!と言われても、このテーマに添い遂げるつもりでいます。
こんな、暑苦しい思いに共感してくれる仲間がいるとすれば、よかったら一緒に。
都会のマンションの一室で
病室のベッドの横で
みかんの乗ったコタツのまわりで
「あなたは、何をしているときが幸せ?」なんていう会話が繰り広げられる風景が
自然に生まれるような『空気』を作るお手伝いが出来たらと思っています。
というわけで2019年振り返り&2020年の抱負でした!
いつも見守ってくださる皆様、新年も何とぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m