医療の「翻訳家」を目指して【市川衛】

医療・健康の難しい話を、もっとやさしく、もっと深く。

【長文注意】本日2月1日は・・・!

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こんにちは皆さん。

 

今日2月1日は、私にとって20年勤めたNHKを退職し、READYFOR株式会社に転職して一年となる記念日でした。

 

いやー、色々あったけど、おかげさまで元気にこの日を迎えることができました。

 

せっかくなので、「最近、市川何やってるの?」というところをまとめてご報告しようかと思います。クッソどうでもいい近況報告で、興味持ってくださる方がどれだけいるか不安ですが、つらつら書いていたらクソ長文になってしまいました。

 

お暇なときで結構ですので、よかったら読んでやってくださいませ。

 

目次

①企業人としての活動:READYFOR株式会社 基金開発・公共政策室長
②個人としての活動:医療の「翻訳家」
③団体代表としての活動:一般社団法人メディカルジャーナリズム勉強会

 

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①企業人としての活動:READYFOR株式会社 基金開発・公共政策室長

 

READYFOR株式会社では、いま主に基金事業を担当しています。クラウドファンディングのプラットフォームとして知られる弊社ですが、この2年ほど基金事業に力を入れ、総額およそ15億円ほどの分配に関わってきました。

 

クラウドファンディングが、「何かをしたい人が声を上げ、弊社は資金を集めるお手伝いをする」のに対し、基金事業は、「弊社が『ここに資金を投じたら多くの人の役に立つ』というテーマを設定し、個人や国や公的な組織から資金をお預かりして事業を募集し 、審査を行って資金を提供する」という違いがあります。

 

そしてその資金が適切に使われるよう伴走し、インパクトを評価し、資金を提供してくださった方に報告するところまでを行います。

 

私の「基金開発室長」という役割は、その「テーマ」の設定を行うところにあります。いま悩んでいる人がたくさんいたり、資金が足りないばっかりに十分な支援が届いていない分野がないかをリサーチし、課題を設定し、資金を提供する意思のある方にプレゼンする役割です。

 

おかげさまでこの1年、いくつかの大きな規模の事業を実現することができました。

 

もちろん、クラウドファンディングに関しても、とくに医療分野において深くかかわっています。

 

私のことを見込んで挑戦を相談してくださる方にご対応するほか、その思いを多くの人に知ってもらうために、記者会見やイベントなどに登壇しています。そして命に関わるリスクのある医療分野において、プロジェクトの質を下げないよう、適切な審査を行う仕組みづくりにも関わっています。

 

基金事業やクラファンのほか、最近では「公共政策の提言」にも力を入れています。クラウドファンディングプラットフォームとして、そして基金事業の運営者として多くのNPOや団体様と関わらせていただいている経験を基に、格差が開こうとしているこの日本社会で、どんな取り組みが求められるのかを考え、それを政治や行政の立場にいる方に提案する仕事です。

 

たまたまですが入社1年目の今日、「公共政策室長」という肩書も追加で名乗らせていただくことになりました。まだまだ不勉強ですが、これまで公共メディアで得てきた経験を活かせるよう、2022年も取り組んでいきます。

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②個人としての活動:医療の「翻訳家」

 

転職を期に、『医療の「翻訳家」』としての活動を本格化させたこの1年。お陰様でたくさんのチャレンジに恵まれました。

 

テレビ・ラジオへの出演、YouTube配信イベントのファシリテーター、ウェブメディアでの連載、週刊誌記事の執筆、医学専門誌での編集幹事など新たな挑戦を多方面でさせていただき、引き出しが増えたなあと思っています。

 

ありがたいことに、前職場NHKでの仕事もいくつかいただいています。職員証を返納してから1年もたたずADカードをもらって放送センターにピッと入館できるようになったとき、自分のことながらウケる!!と笑いましたww公共メディアの職員の立場から離れても、公共への想いは変らない、ということなのかもしれません。

 

「会社の給料とは別に、個人の活動だけの収入でも、ある程度の生活はできる目途を立てる」という転職時に何となく持っていた目標も、なんとか1年目においては果たせたようです。有難いことです。

 

直近も教育雑誌での連載や、メディアへの出演含めて新たなお話をいただいております。本当に有難いことです。①③の活動とのバランスを上手にとりつつ、1ミリでも誰かの幸せのお役に立てる引き出しを増やすべく、がんばっていこうと思っております。

 

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③団体代表としての活動:一般社団法人メディカルジャーナリズム勉強会

 

2016年に勢いで立ち上げてしまったメディ勉。「メディアや医療者や当事者支援者という立場を超え、医療健康情報の質を高めるために学びあう場を創る」をミッションに、仲間に支えられて活動を続けてきました。

 

2021年は創立から目標としていた、「発信者会員(有料会員)100人」を達成し、組織として帰属意識をもってくれている事務局メンバーも増えてきたと感じています。みんな、本当に有難う。感謝しております。

 

2020年に引き続きコロナ禍に襲われた2021年。メディア関係者向けオンライン勉強会は7回実施し、のべ700人以上のみなさまに集まっていただきました。特に、地方紙や地方テレビ局など、これまでリーチすることが難しかった方々が参加下さったことが嬉しいことでした。大都市圏と地方圏の情報格差の縮小という意味で意義ある変化だと思っています。

 

そのほか、医療健康情報の伝え手を育成する「伝え手育成プログラム」や、豪華すぎるゲストを迎えた「伝え方サミット2022」など、5年前には想像も出来なかった形での取り組みが出来ました。活動を支援下さっている発信者会員・法人会員のみなさま、そして支援いただいている株式会社スローニュースの皆様に心から感謝します。

 

そして2022年を迎え、団体としていま、新たな挑戦を始めようとしています。

 

コミュニケーション・ディレクターとして名高い佐藤尚之さん、国立がん研究センターがん情報サービスの尊すぎる取り組みを主導する若尾文彦さん、ご存知ヤンデル先生こと市原真さんと共に、医療コミュニケーションにおける新たな動きを作ります。

 

毎週定例ミーティングを開きながらコンセプトを詰めていますが、その議論自体が、対談本として出版したいほどの濃い内容と気づきにあふれています。早くこの内容をみなさまに共有したい!ということで、4月には正式発表できるよう準備を進めていますので、ご期待ください!!!!

 

というわけで、長文失礼しました。

リアルの場はもちろん、FBやTwitterでつながり、気にかけてくださる皆様に感謝しています。

 

皆様のおかげで、わたくしめは生きております。大好きです。

なんだか、とっ散らかったやつだな~と思われるかと思いますが、どうかお見捨てにならず。
45歳を迎える2022年も、ワクワクしながら挑戦を続けたいと思っていますので、仲良くしてやってください😊

 

mamoruichikawa.info