信頼できる医療情報を手に入れるためにするべきことは?
前回の記事で、医療ジャーナリストがどうやって記事を書いているのかを検討した研究について紹介しました
では、「オマエはどうやって医療情報を吟味しているのか?」ということを聞かれた場合に答えられるように、と自問自答して書いた記事をご紹介します。
この記事を書くきっかけは、ツイッターで「鼻にワセリンを塗ると花粉症の症状が軽減するらしい」という投稿が回ってきたことでした。
そうだったらとっても嬉しいことだけれど、本当だろうか?と思ってしまいます。こんなときにその情報の「確からしさ」を調べたいと思ったら、どうしたら良いのでしょうか。
わたし個人としては、次のような順番で調べることが多いです。(ケースバイケースで、この方法をとらないこともあります)
1)ガイドラインや、厚労省の推奨など、いま国内でスタンダードとされている手法を確かめる
2)そこで言及されていない場合、海外でスタンダードとされている手法を調べる
3)1もしくは2でスタンダードとして言及されている場合、その根拠となる研究を調べる(主にはPubmedか、コクラン共同研究。国内の文献の場合は、医中誌Web)
個人的には、上記の順番で調べると、それほど「外す」ことはない情報が得られるのではないかと思っています。
上でご紹介した花粉症の記事では、そのように確かめていく過程そのものを記事にしました。よかったらご一読ください。
上記では不十分だったり、「もっと良い方法がある」と感じられたとしたら、ぜひコメントでご指摘くださいませm(_ _)m