医療の「翻訳家」を目指して【市川衛】

医療・健康の難しい話を、もっとやさしく、もっと深く。

制作番組(テレビ)

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ディレクターとして制作した主な番組です。内容は取材当時の知見に基づいていますので、情報が古くなっているものもあります。

【目次】

NHKスペシャ

“血圧サージ”が危ない(2017年10月29日)【HP】【記事

普段はおだやかな血圧が、まるで高波のように変動する”血圧サージ”。大切な臓器にダメージを与え、命にかかわる病気のリスクを高めていることが明らかになってきました。どう予防・対策するか?最新研究の取材をもとに迫る59分の拡大生放送

睡眠負債が危ない(2017年6月18日)【HP】【記事

わずかな睡眠不足が、まるで借金のようにじわじわ積み重なる「睡眠負債」。命にかかわる病気のリスクを高め、日々の生活の質を下げていることが明らかになった。どう予防・対策するか?最新研究の取材をもとに迫る59分の拡大生放送。

“血糖値スパイク”が危ない(2016年10月8日)【HP】【記事】【動画

健康診断では「正常」なあなたの血液に、放置すると怖い“万病の種”が潜んでいる!?それは「血糖値スパイク」。いま日本人に急速に蔓延している可能性が明らかになってきた。その予防と対策の最新情報に、73分の生放送で徹底的に迫る!

腰痛・治療革命(2015年7月12日)【HP】【動画】【書籍

あなたのその腰痛、「腰」ではなく「脳」に原因があり、劇的に改善する可能性が…!治療しても効果がなく、一度治ってもぶり返すなど長引く「慢性腰痛」。最先端の治療現場では、「脳」の働きを改善し、慢性腰痛を克服する対策が、大きな成果をあげています。

医療ビッグデータ 患者を救う大革命(2014年11月2日)【HP】【動画

私たちの命を守る身近な医療の現場で、いま“ビッグデータ革命”が始まっている。心電図や血圧計・呼吸モニターなどが記録する膨大な情報を監視し、病気が発症する前に予知するシステム。人が一生かかっても読み切れない量の文献データを記憶し、最適治療を提示する人工知能。加速度的に向上するデータ処理技術を活用して、これまで夢とされていた医療が実用化されようとしている。

終わりなき被爆との闘い(取材担当)(2011年9月4日放送)【HP

※平成25年度 文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門優秀賞

原爆投下から68年。今、被爆者の間で「第2の白血病」と呼ばれる病気になり、亡くなる人が増えている。原子爆弾が爆発した時放出された放射線によってつけられた、幾つもの遺伝子の傷。その一つが、今になって発病に至ったと考えられる。被爆者の遺伝子には、あの瞬間、いわば幾つもの「時限爆弾」が埋め込まれ、それが次々と爆発するように発病していることが、長年の研究でわかってきた。

脳がよみがえる 脳卒中・治療革命(2011年9月4日放送)【HP】【書籍

最近、脳科学の急速な発達により、傷ついた脳が再生するメカニズムが次第に明らかになり、時間を経過した患者でも、マヒを改善する手法が発見されている。リハビリの効果を上げる誰でも出来る意外な方法や、脳波とマシンを連動させる最新科学まで、脳卒中リハビリの最前線で起きている急激な変化を取材、人間の脳に秘められた驚きのパワーに迫る。

ためしてガッテン(2016年度より「ガッテン!」)

魔法飲料!コーヒー祭り(2015年11月4日)【HP

いま、コーヒーの健康効果が注目されてることをご存知でしたか? 「コーヒーを毎日飲む人は脳卒中や 心臓病の死亡率が減っていた」というのです。そこで、コーヒーの健康効果について世界の研究を大調査!さらにコーヒーの思いがけない楽しみ方も徹底リサーチしました。

認知症!介護の新技で症状が劇的に改善する(2010年9月15日)HP】【書籍

認知症になると、「もの忘れ」など有名な症状のほかに、「徘徊(はいかい)」や「妄想(もうそう)」、「暴言」などの症状が出やすくなります。これらの症状が、介護をする家族を精神的にも肉体的にも、追いつめてしまうんです。今まで、こうした症状を「良くする」のは難しいと言われてきました。ところが今年の3月に出された報告書で、介護の「新技」を使うと、半分以上の患者で症状が改善することが判明したんです

突然襲う!手のふるえ(2010年3月13日)HP

何気ない手のふるえが、「命にかかわる病気」や「寝たきりになってしまう病気」の前触れになっているケースもあることがわかりました!怖い「ふるえ」の見分け方は?予防法や治療法はないのか?今回のガッテンは、身近なのに余り知られていない、私たちの手の「ふるえ」を徹底解剖します

不眠・心臓痛の原因!「胸やけ」一発解消術(2009年7月1日)【HP

最近の研究で胸やけを放っておくと、心臓痛、睡眠障害ぜんそくさらにはがんなど、様々な病気の原因になるケースがあることがわかってきたんです!胸やけって、そもそも一体なんなのか?なぜ怖~い病気を引き起こすのか?ガッテンは今回、そのミステリーを徹底究明!さらに効果抜群でお金がかからない、スピード対策術も大公開します

歩けた!話せた!脳がめざめる新発想介護術(2009年4月8日)HP

「介護とは、お年寄りのお世話をすること」というイメージが、いま大きく変わりつつあります。良かれと思ってお世話してあげた結果、介護を受ける本人の能力が衰え、介護の負担がどんどん増えてしまう悪循環に陥るケースが多いことがわかってきたのです。

予防効果8倍!アルツハイマー病制圧3原則(2008年9月3日)【HP

今日のテーマは、いま患者数が急増しているアルツハイマー病。原因も予防法も不明と考えられてきましたが、いま世界の最新研究で、どのような生活を送れば予防できるのかが次々と明らかになっています。さらには、症状を抑える漢方薬があるという最新研究もご紹介します。

歴史グルメスペシャル復活!北斎・幻のハマグリ(2008年4月23日)【HP

江戸時代、全国にその名をとどろかせた伝説の料理があると言います。それは、焼きハマグリ!でも、単に貝を焼くだけのものが、なんで伝説なの?……と思ったら、実は伝説の焼きハマグリは、現在とは全く違う意外な作り方をしていたのです。伝説の調理法を再現するヒントとなったのは、なんと葛飾北斎の描いた浮世絵でした。さらに、潮干狩りでハマグリをとる極意も伝えます。

胃腸の悲鳴!胃もたれ大解剖(2007年12月19日)【HP

今日のテーマは胃もたれ。ささいなことのように思えるかもしれませんが、場合によっては「お腹全体が腐る」と感じるほどに悪化してしまうこともあるのです。そこでガッテンが大調査したところ、アメリカの医学雑誌で発表されたばかりの新事実を発見! 胃もたれにはいままでの常識を覆す新タイプがあったというのです。

ビタミン!健康神話の大誤解(2007年8月22日)【HP

「一部のビタミンのサプリメントをとると、わずかに死亡率が上がる」という論文が発表されました。実は私たちがビタミンに持っていたイメージには、多くの誤解があったのです。そこでガッテンが徹底研究。A~E、Kまでビタミンにはたくさんの種類がありますが、ある性質さえ知れば、たったの2種類に分けられることが判明!

警告!首の痛み総点検(2007年5月23日)【HP

首に軽いコリや痛みがある経験をお持ちの方は多いことでしょう。しかし油断してはいけません。軽いコリが、激痛やしびれ、さらには寝たきりの原因になることがあるのです。そこでガッテンが大調査。痛みの原因のなかには、なんと「首の骨にトゲができる」ことがあると判明しました。いったい首のトゲとは何なのでしょうか?

死者急増!肺炎の真実(2007年2月21日)【HP

肺炎による死者はなんと年間10万人以上! 実はいま、薬が効きづらい細菌(さいきん)が増え、治療が難しくなっているのです。しかもガッテンが調べると、健康な人でも肺炎の原因になる細菌が住み着いている人がたくさんいるとの結果が。そこで徹底的に調査すると、意外な場所に細菌から肺を守るポイントがあることがわかりました

にんじん!健康神話の大誤解(2005年3月9日)

呼吸法!ホントの健康パワー(2005年11月16日)

極意は脳!夢の似顔絵上達術 (2006年7月19日)

激増中!大腸がん緊急対策術(2006年11月22日)

クローズアップ現代

内部告発者 知られざる苦悩(2016年1月21日)【HP

国の調査で、通報を理由に解雇や嫌がらせなどの不利益を受けたという人が、半数近くに上ることが明らかになった。背景にあるのは、この制度の脆弱さ。報復行為などに対し罰則がない上、通報を受ける窓口の整備も追いついていない。いま、全国の内部告発者からは、公益通報者保護法の見直しを求める声が高まっており、国も法律の改正を含めた見直しの検討を始めた。これまで光があてられることのなかった内部告発者たちの被害の実態を取材し、海外の取り組みと比較しながら、暮らしの安全や公益を守るためにあるべき仕組みについて考えていく。

糖尿病の“常識”が変わる(2012年8月30日)【HP】【書籍

「肉や揚げ物をお腹いっぱい食べても大丈夫」「重い糖尿病を手術で改善」患者・予備軍あわせて2200万人を超える糖尿病。いま、その治療方法の常識が変わりつつある。「食べたいものも食べられない」「一度なったら治らない」そんなイメージを覆す治療法が最近、次々登場しているのだ。しかし一方で、こうした新しい方法には「別の病気のリスクが高まる」「対象となる患者が限られる」などの疑問点も指摘され、効果やリスクを検証する取り組みが始まっている。今後、ますます増加が予想される「糖尿病」。最前線の取り組みを紹介する。

“からだの時計”が医療を変える(2012年4月23日)【HP

いま「時間治療」が画期的な効果を上げ、注目されている。治療に用いる薬は従来と全く同じで、ただ使う時間を変える。それだけで、がん患者の生存期間の延長や、関節リウマチのつらい痛みや腫れがおさまるなどの効果が上がっている。背景にあるのは、細胞の中で時計のように働く「時計遺伝子」の研究の進歩。時計遺伝子は全身の細胞にあり、その働きをコントロールしていることが分かってきた。夜勤など不規則な生活によって時計遺伝子の働きが狂うと、がんやうつ病などの病気のリスクが高まることも見えてきた。番組では、そうした健康リスクを予防できる簡単な工夫もまじえ、急速に進む「時計遺伝子」の研究最前線を紹介する。

問われる“夢の医療” ~追いつめられる患者と財政~(2011年1月25日)【HP

いま、命を救うはずの夢の新薬によって、窮地に追い込まれる患者や家族が急増している。ここ数年、がん治療の最前線では、細胞中の分子をピンポイントで攻撃する「分子標的薬」が登場し、以前は助からなかった患者の延命治療が可能になるなど目覚ましい効果があがっている。しかし、薬には巨額の開発コストがかかるため、患者は一度使い始めたが最後、生涯、高額な薬代を負担し続けなければならず、経済的な理由から使用を中断する患者が後を絶たないのだ。患者団体は国に助成を求めているが、医療保険財政逼迫のため対策は容易ではない。番組では、“費用対効果”の観点から医療制度を大きく見直したイギリスの取り組みなども紹介しながら、高度医療と財源のバランスをどう取るべきなのかを考える。

「誤診」される認知症(2010年6月23日)【HP

患者数は200万人以上に達し、急増する認知症。しかし診断が正確に行われず、適切な治療や介護を受けられない患者が多数いることが明らかになってきた。これまで認知症アルツハイマー病や脳卒中など少数の病気が原因で起きていると考えられていたが、研究が進むにつれ70種類以上もあり、原因ごとに適切な対応をすれば、症状を改善させられるケースが多いことも分かってきた。しかし認知症の場合、画像や採血など客観的な検査だけでは原因が診断できす、医師が患者の状態や家族の証言を頼りに推理するしかないため、“誤診”が起こりやすい。そこで熊本では、地域の病院がネットワークを作って専門医を育成し、診断の質を高める取り組みを開始。また、脳以外の臓器から原因を調べる新たな検査法の開発も始まっている。適切な診断と治療のために、何が必要なのか、最前線の取り組みを追う。

見過ごされる副作用 ~問われる高齢者への投薬~(2008年10月1日)【HP

「年のせい」「病気のせい」とされてきた症状の多くが、実は高齢者が日常的に飲んでいる薬によって引き起こされている実態が明らかになってきた。ふらついて転倒したり、腎不全や心不全を起こしたりして、深刻な事態に陥ることも少なくない。こうした副作用が起こる原因のひとつは、加齢とともに体の代謝機能が衰えてくること。長年服用してきた薬が、突然、重い副作用をもたらすケースも報告されている。アメリカで行われている「注意が必要な薬のリスト」の活用法などを取材し、高齢者特有の副作用を見過ごさないため、必要な対策について考える。

病を未然に防げ ~はじまった予防医療の課題~(2006年4月6日)【HP

 30兆円に迫り、さらに年々増加する医療費。国は今の通常国会に「医療制度改革関連法案」を提出し、糖尿病や高血圧など生活習慣病を予防することで将来の医療費を削減する方針を打ち出した。しかし、医療費削減のモデルケースといわれた北海道旧瀬棚町では、財政負担増大への懸念から、この3月予防医療を全面的に見直すことが決定。さらに保健指導や運動指導などの生活習慣病予防事業をはじめている全国34の自治体でも、参加者の脱落が相次ぐなど試みは必ずしも成功していない。そうした中、参加者に歩数計などを配り「手軽」に「達成感」を味わってもらうことで参加者の継続率を上げ、長期的に医療費を削減しようという取り組みも始まっている。予防医療によって医療費を削減することが本当にできるのか?動き始めた現状と課題を探る。

あさイチ

【特集】糖尿病対策術(2013年2月6日)

【特集】時計遺伝子(2012年5月9日)

【特集】脳卒中対策術(2011年9月14日)