医療の「翻訳家」を目指して【市川衛】

医療・健康の難しい話を、もっとやさしく、もっと深く。

【人形劇の文化と担い手を、後世につなげよう】

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NHKチコちゃんに叱られる!」HPより

 

【人形劇の文化と担い手を、後世につなげよう】
想いを込めたプロジェクトが始まろうとしています。

※業務連絡
NHK日本放送協会)」とか、「ガッテン!」とか、「チコちゃん」みたいなワードにちょっとでも関係している人、ぜひ読んでください。社会にとって意義のあるプロジェクトを、大切な仲間が始めようとしています。
暑苦しい長文がこれから始まりますが、お読みください。

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テレビ業界にいる人にとって、「伝説の造形師」と呼ばれている人がいます。
その名は 服部 弘弐 さん。

古くは「おーい!はに丸くん」、さらには「ひょっこりひょうたん島」から始まり
20年以上前に「ガッテン!」が始まってからは、その名物というか番組のソウルとなった「手作り模型」を作り続けてきた人です。

最近ではチコちゃんの造形を担当されました。

そんなレジェンド服部さんは、私にとって恩人です。

ガッテン!のディレクターやデスクを担当していたとき。出来ない足りない自分は、いつも想いばかりが先走り、「こういう模型を作りたいんです!こんな機能があったら素敵だと思うのです!」とムリを申し上げてばかりでした。

服部さんは笑顔で、はいわかりました!といつも仰ってくださいます。
そんな服部さんに甘えて模型完成。でも本番当日、立川志の輔師匠に「なんでここで模型出てくるわけ??こんな機能必要??」と根本的なご指摘を受け、真っ青な顔をしたわたし、「スミマセン、模型、せっかくつけていただいた機能、使わなくなりました」とお伝えする。本番2時間前です。服部さんが、その機能を徹夜して作ってくださったことを知っているにもかかわらずです。

そんな制作者の情けなさやワガママを、あたたかすぎる笑顔で受け入れてくださったのが服部さんです。

自分語りが長くなってしまいました。

 

 

 

 

 

 

そんな恩人である服部さんが、クラウドファンディングを企画されている、というご連絡をいただきました。

何が目的か。

いま人形劇の世界が、大きな課題に直面しています。

デジタル技術の進歩の中で、これまで人形劇が担ってきた部分の多くを、3DCGが代替しつつあります。そのほうが費用対効果が良く、繰り返し使えて、修正が効きやすいからです。それは仕方ないかもしれない。

でもですね。例えば人間は失敗します。動かしている手の先に棒が見えます。動きにためらいが生まれることもあるでしょう。そういう偶然が生まれる表現の担い手の活躍の場が、本当になくなって良いのか。

 

疑問を持つのは簡単です。でも服部さんはそこから一歩踏み出して、自ら、人形劇とアニメなどデジタル技術を融合させたコンテンツを作ることで、作り手が継続的に活躍できる場を作ろうとしているのだとお聴きしました。泣けるほど共感します。

 

でも、そのためには資金が必要です。

 

もうみなまで言う必要はありませんね。

 

「人形劇」というものに少しでも勇気とか、安らぎとか、ワクワク感を抱いておられるかた。
READYFORでプロジェクトを行います。まだ決まっていませんが、もうすることに決めました。これをやらなければ、これまでに受けたご恩に報えないと、恥ずかしいと思うからです。

 

僕は、もちろんいまの本業でもありますが、ひとりの人間として服部さんのやりたいことを、実現したい世界を、全力応援したいと思っています。

 

私を筆頭に、服部さんに迷惑をおかけし助けてもらった人たち。
そして服部さんの仕事とはしらなくても、例えばはに丸くんとか、おかあさんといっしょとか、ガチャピンとか、そういう存在に勇気や安らぎを感じた皆さま。

 

まだ生まれてもいないプロジェクトですが、成功に導くために、力をかしてください。
とりあえずは頭出しです。

 

これから市川が暑苦しくカッコ悪く応援をお願いするかもしれません。恩に報いたいというやむにやまれぬ想いです。どうか見守ってやってください。よかったら一緒に盛り上げてください。