医療の「翻訳家」を目指して【市川衛】

医療・健康の難しい話を、もっとやさしく、もっと深く。

7月7日 ABEMA Primeさんに出演させていただきました【ワクチン接種 懸念を解くカギは】

 

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昨日のアベマTVさんの出演内容、まとめていただきました。発言した内容を、ほぼそのまま起こしていただいて、本当に有難いです。

 

times.abema.tv


「なんと政府や行政に甘い意見!!御用ジャーナリストか??」と言われちゃうかもしれませんが、ご存知の通り、ぼく政府とは全く関係ありませんし、批判するときはついつい批判しちゃう人間です。


もし利益相反と言えることがあるとすれば、それは、これまでの取材活動の中で、現場で死ぬ気で頑張っている人たちと知り合い、その話を聞いてきたということかもしれません。

何やっても批判されちゃうなかで、それでも誰かの幸せのために頑張っている人が、言いたいけど言えなくてぐっと飲みこんでいる言葉を聞いてきた。だから小さな声かもしれないけれど、代わりに叫ぶ人でありたい。という想いは正直言って、あります。

いま比較的自由な立場になった中で、思うことを言って報じていただけて本望です。ありがたし。

映像はこちらでご覧いただけます。よかったら。

abema.tv

 


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日本のワクチン接種の進捗状況について、医療ジャーナリストで広島大学医学部客員准教授の市川衛氏は「率直に言って、想像した以上に接種のスピードは早く、上手くいっている」との見方を示す。
 「2月に自治体で感染対策を行っている専門家に取材した際、“高齢者への接種が終わるのはいつ頃か”と尋ねると、“来年の夏頃ではないか”という答えが返ってきた。ワクチンの量には限りがあるので、感染状況が深刻で死者数も多いところが優先されていた。日本には1億人以上の国民がいて、うち3500万人以上の高齢者だという中、欧米諸国に比べれば感染者数も死者数も少ないので、供給量が見込めなかった。加えてロジスティクスも全て手探りということもあり、当時は現場の誰もが見通しを立てられなかったし、まして7月の段階で高齢者の7割が少なくとも1回の接種を完了することになるとは、誰も想像していなかったといっても過言ではない」。
https://times.abema.tv/news-article/8665529?